登山物語
秋田駒ケ岳
(秋田県/田沢湖町)
標高1637.4m/男女岳
八合目小屋口
2002.5.26(日)
雨・雪

行:1時間15分
帰:1時間13分



秋田駒ケ岳登山物語
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 『CLIMBER'S FUN』を立ちげて8ヶ月…「仲間募集」でメンバーが徐々に集まっ
て・・・そして今回の「秋田駒ケ岳」登山にはなんと5名が参加ぁー!みんなに気づ
かれないようにひそかに感動(i_i)>” 念願叶い嬉しくて仕方がない。今回参加で
きなかったメンバーも次回一緒に山行できたら…と欲が出る。
 ここでメンバーの紹介、元気なキョロ姉とご無沙汰のベス(黒・ラブラドール)、屋
久島好きなとっぺ。そしてお初です、とめぞうおやじさん、chibaさん、デンキさん、以
上5名に私、climberと総勢6名。やんややんや (/^^)/ 
 皆様それぞれキャリアの持ち主で話題豊富、ジョークてんこ盛り、お料理万歳、
楽しい山行をされている方々ばかり。chibaさんは岩手県側から「鍋」を背負っての
参加、阿弥陀池小屋で合流。今日の登山目的は「鍋」。趣向を凝らした山鍋が
人々を呼び寄せている・・・?
 さて、久しぶりの「秋田駒ケ岳」。山開き前に登るのは初めてでどんな山容が拝
めるのかワクワク。しかしあいにくの雨…天気予報では昼には回復するという。ここ
でカッパ隊の登場、赤、青、黄色、緑に、黒…くろぉ?ベスぅ?そしてこのあと、雨
のほかに…が降ってくるなんてビツクリギョウテン。
 9時22分。色とりどりのカッパに身を包み、いざ出陣。ガスがかかり全く先が見え
ず、記憶にある「輝く駒ケ岳」は何処へ。雪やガスでこんなにも変貌してしまうのか
と驚きの連続。キョロ姉と「二人だったら…登れなかったかもね」と顔を見合わせ、メ
ンバーの皆様の存在に感謝感謝。
 登山道の所々には残雪がどっさり、クラクラしながら足跡を辿る。上から下まで…
雪で…急斜面が…がっつり…覆われている。ちらっと見下ろしてみる。ガスがかかり
滑ったらどこまで落ちていくのかわからない…。次回は落ちることを想定して肥料袋
を携帯しようかしら。楽しく落ちてみませふ。ふぇえ。残雪を乗り越え順調に阿弥陀
池をめざす。途中の片倉岳展望台で景色を…と思うがガス、ガス、瓦斯。いつも
は晴天の下、太陽の光を浴びて汗ダクダクで登るが、今日は違う。これが本来の
山の姿に違いない、なんとも言えない幽玄美に魅せられながら、プチ恐怖を感じつ
つも頭の中はお昼の「鍋」のことを考えていたりする。
 10時25分、無事阿弥陀池に到着。すると…なにやら白いものが舞っている、何
だろう…ベスがどんどん白くなっていく、「雪、ゆき、ゆぎぃー?」この季節に雨ばかり
でなく雪に降られるとは、ついてるなぁーー(え゛!)寒さも厳しくなってきたので目指
すは「阿弥陀池避難小屋」。木道はまだ整備されていないせいか乱雑であっちこっ
ちでんぐり返っている。
 10時37分到着。去年は工事中で立ち入り禁止になっていたが、今年は新築で
2棟ある。出入り口を探していると「いらっしゃい!」と笑顔でchibaさんが小屋の管
理人のごとく登場。ここで6名全員が揃う。chibaさんは何と11時集合なのに9時に
はここに到着して鍋作りをしていたそうで…。んーーーバイタリティあふれる人です。
 お待たせいたしました!「鍋」の始まり始まり。まずはchibaさんの「豚汁風ごった
煮」ロールキャベツ、大根などのおやちゃい盛り沢山のお鍋、とめぞうおやじさんは
「こてっちゃん」、とっぺは「おでん」、それぞれのお鍋に各自持ってきた「具」を相性の
よさげな鍋に合流。どれもぐつぐつとおいしそうな匂い♪こんなさぶい日はやっぱし
「鍋」だね〜。ごっつぉさん!とめぞうおやじさんの「鍋奉行」は半端じゃない。ザック
から取り出したるはピンクのフライパン、前日に使い試しをするほどの気合入り。噂
には聞いていたがさすがじゃのぉ〜。とっぺが持参した「餃子」が大好評、キョロ姉は
「そうめん」、意をつく品々に歓声があがる。デンキさんは良い品を安く手に入れる
技の持ち主で、鍋を囲みながら技の披露。とにかく避難小屋が居酒屋になるほど
の熱気だった。ベスは次々に入ってくる登山者の「癒し犬」になって超うれっこだった
が、「鍋」を味わえず心なしか寂しげだった…かな。
 さて、宴もたけなわだがここにずっといるわけにはいかず、とりあえず男岳を登るこ
とで避難小屋をあとに…の前に、とめぞうおやじさんが持ってきた自称2メートルの
三脚(ホントウハ数十センチ…笑)を使って全員で記念写真。降っていた雪もや
み、男女岳へ向かう。残雪をガシガシ20分、あっという間に登頂。ここでも視界は
悪かったが写真を撮ったり、次回の登山談議に花が咲いた。
 12時57分、時間も押し迫り下山することに。次は焼石岳を登るという約束をし、
chibaさんは阿弥陀池から岩手県側へ下りるコースへ、スナフキンのように霧の中に
消えていった。秋田県チームも後ろ髪をひかれながらも帰路につく。残雪に注意を
し、時々途切れるガスの合間に見せる景色を堪能しながら、14時10分、無事下
山した。
 皆様お疲れさまでした。悪天候の中参加頂きましてありがとうございました。これ
からもこれを機に皆様と楽しい山行ができたらいいなと思っております。
スナフキン☆chibaさんの「秋田駒ケ岳・国見コース」登山記はこちら⇒(^-^)v
【教訓:残雪もなんのその「友」と「鍋」は心のささえなり】
【時間:行き9:22-10:37/男女岳登頂/帰り12:57-14:10】
【新設:阿弥陀池避難小屋 2棟新築】
【温泉:水沢温泉】
秋田駒ケ岳
(秋田県)
1,637m
2001.8.5(日)
晴れ
行:1時間 5分
(男女岳麓迄)
帰:2時間45分
秋田駒ケ岳登山物語
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 今日のテーマは『こまくさを探せ』。前回では周らなかったコースに挑戦。前
回の秋田駒ケ岳登山では遭難しそうになったり、山の恐怖を味わったが、今
回はそれを乗り越えての新たなる登山だ。
 秋田駒ケ岳は花の山で、全国でも花のベスト5のうちに入るほどで、高山
植物帯特別保護地域に指定されているそうだ。今まで知らなかったなぁ。花
を観察するなんてのは、余裕が出てきた証拠なのかな・・・おっと、また落とし
穴にはまってしまうところだった。
 以前登った男女岳麓でお昼にした。ここまでは順調に来た。少しばかり根
をあげそうになったが、陽気に登ってきた。昼食には何と「ソーメン」を持参。
気を利かしたつもりが、あいにく風が冷たく、寒さを感じながらのソーメン体
験だった。折角持参したいつもの恵比寿ビール達も「およびじゃない」としょ
げていた。
 さて腹ごしらえも済んだし、目指すは「こまくさ」。そこへ行くには、ここから
火口原までぐんぐん下がっていかねばならぬ。急斜面のため少し目が回る
が、背に腹はかえられぬ。下りましたね、下りましたね、飽きがくるくらい、下
りさしてもらいました。そこには、ありました、ありました。チングルマの大群
落が。そこを前進して行くと、左手に大焼砂の長い砂礫の尾根に出た。やっ
と待望の「こまくさ」とご対面。想像していたよりも、遥かに小さく、けなげにソ
ッと咲いていた。あまりにも珍しかったもので、斜面を駆け上り、近くまで行
き、シャッターを押した。その時撮った写真を見ると、近すぎてボヤけてしま
い、「あいたたた」という結果になっていた(笑)。
 さて、目的は果たしたし、あとは下山下山と、楽観的になっていたが、ここ
からが自分の体力との一本勝負。この大焼砂の長い斜面の上りがきつかっ
た。永遠と続くのではないのかと思えるほど、続いた。最近、山に試されてい
ることが多すぎる気がしてならぬ。負けずとその挑戦的な斜面を上ったね。
上ってやったさ。ついに上りきって、昼食をとった場所まで辿り着いた。途
中、前回登った時に遭難しそうになった場所を通過したので、記念写真を撮
ってやった(勝ったーって感じで)。
 そこから来た道を戻って下山すればいいものを、罠にはまってしまった。ま
た懲りずに冒険心に負け「体力に自信がある方のみ通行可能」のような道
標に、「おー!あるぞー!」と対抗してしまったのが、運のつき。凄いことにな
った。ここには書けない。説明したら明日になってしまう。気が向いた時に書
くことにする(省略)。
 そして2時間45分の後、無事下山。あーーーまた、疲れてしまった。私も懲
りない性分だな・・・哀しい。
【教訓:同じような失敗は繰り返さないこと】
【行:1時間5分(男女岳麓)/帰:2時間45分】【高山植物:こまくさ他】
秋田駒ケ岳
(秋田県)
1,637m
1999.6.6(日)
晴れ/曇り
行:1時間30分
(男女岳麓迄)
帰:不明
秋田駒ケ岳登山物語 
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 この日は山開きで、雪渓の中登山。これが私の中では最悪の登山だっ
た。今でも忘れられない。
 この頃は登山に対して油断をしていた時期だった。男岳、女目岳を登頂
し、下山時に冒険心がフツフツと湧いてきて、地図が手元にないのに『行け
るはず』と目で山道を確認して進んでしまった。1時間経過し『行けるはず』の
道が雪渓で見つからなくなってしまった。最終バスの時間は迫ってくるし、疲
れはピークに達するしで最悪の状況だった。でもその時相棒に励まされ、先
に進むを事を断念し、来た道を引き返すことにした。
 結果、諦めない意志が無事下山を成し遂げ、最終バスにもギリギリ間に合
った。九死に一生を得たような気持ちで一杯だった。帰りのバスの中で、「こ
こは、熊でるよ〜」と脅かされ、さらに「山さ登る時は、お金貯めでからでね
ば登らいねど、遭難したら金かがるがらな〜」というアドバイスももらった。
(外は暗くなり、バスに間に合わなかったら歩こうと思っていたがとても無理
だったなと悟った) 
 この年はこれが『とらうま』となり山は登れなかった・・・・。
【教訓:山をあなどるな、初心者よ】
【注意:交通規制時はバス時刻を確認しましょ】



二ツ森
(秋田県/藤里町)
標高1086.2m
八森口
2002.5.6(月)
晴れ
<参考タイム:片道40分>
工事中




すみません、もうしばらくお待ちくださいましヾ(´ー`)ノ



真昼岳
(秋田県/千畑町)
標高1059.9m
赤倉口(峰越え口:土砂崩れ)
2002.5.3(金)
晴れ・気温23℃

行:2時間35分
帰:1時間42分



真昼岳登山物語
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 去年から是非とも登りたかった『真昼岳』に挑戦!『CLIMBER'S FUN』仲間のと
っぺが真昼岳登山の予定をたてていたことを耳にし、「これは行くしかないでしょ」と
勝手にサクっと便乗?便登?お邪魔してしまった。うしししし。ごめんなさいね。
 お天気はやっぱり最高。気温は上昇。真昼岳へは『峰越え口』から3.5kmの尾
根道を行き楽勝登山、だったはず。それが…『峰越え口』につながる道の途中が
土砂崩れのため通行止め…くぅう、アイタタタ。急きょ引き返し、『赤倉口』へ向か
う。一人だったら「今日はやめやめ」と温泉三昧だったにちがいないが…さすがはとっ
ぺ、「赤倉口から行ぐすべ」。これもキャリアの違いなんだなぁ〜と感心。私が愛用
している『秋田の山登り』には『峰越え口』の一通りしか掲載されていない。複数の
山ガイドブックを用意しなきゃいけないんだなと、今更ながらに思うのであった…。
マダマダシロオトダネ、チ、チ、チ。
 9時40分、『赤倉口』からスタート。沢沿いを登っていくがごつごつ石で歩きづら
い。その上前日の寝不足とくれば、あの「太平山」登山のような元気は影も形も無
い。気温も湿度も上昇し汗ビッショリ。汗が頭から額、そして目に滝のように入って
くる「しょっぺごど」目でも味わえるほど。何度となく休憩をとっているのに、ぜぇぜぇす
るばかりなり。結局重い飲料水をとっぺに持ってもらうことに(足引っ張り放題)。
またまたごーめんなさいよぉ。ごーめんなさいよ・・・。
 きつい沢沿いを30分登り続け、やっと林の中へ入って行く。するとそこは何と「ブナ
の森」、ブナが果てしなく拡がっている。ジュウタンのように敷きつめられた枯葉の色
と、「萌黄」色したブナの葉のコントラストの素晴らしさに言葉を失う。幻想的な「ブ
ナの樹海」。深くもぐればもぐるほどその樹海に吸い込まれていくような・・・そしてブナ
の葉の隙間からきらきらと太陽の光が差し込む。その美しさと言ったら・・・ただ立ち
尽くしてしまう。一度は訪れたほうが良いですぞ!必見!紅葉もきっと素晴らしい
彩りを見せてくれるに違いない。今から背筋がぞくぞくするぅううう。
 ブナの森に包まれながら少しずつ尾根へと近づく。ショウジョウバカマ、エンレイソ
ウ、シラネアオイ、コミヤマカタバミなどの花々が目を楽しませてくれ、観賞しながら
ゆっくり進む。すると右手遠方に真昼岳頂上が見えた。「あらっ、思ったより遠ぎご
ど・・・」この分では登頂も危なげ…少しスピードをあげ山頂を目指す。
 11時40分、やっとこヤセズルと呼ばれる尾根に出る。足元が深々と削りとられて
いる上、残雪があるものの風は涼しく景色よく、遠くに和賀山塊、鳥海山を望む。
スタートでバテていたのもすっかり忘れ、目指すは峰越分岐。正面には真昼岳頂
上が見え隠れしているため頑張りもヒトシオ。
 ガシガシ雪を踏みしめ、すれ違う登山者に道を確認しながら進む。20分ちょいか
かりながらも分岐に到達。「峰越え口」方面の登山道をうらめしく思いながらも、背
を向けていよいよ頂上へ。「トゥルルルル」と携帯が鳴る。『もしもしぃ〜』その声はま
さしくキョロ姉。今日は仕事で来れなかったため、エールコールだけ。写メールだった
ら画像を送れるのに…と思ったりも。
 そしてついに目の前に頂上がアラワルアラワル。12時15分、アクシデントに打ち勝
ち、きつい沢登りを克服、寝不足もなんのその、やりましたやりました、ばんずぅあ
い!天気は最高、グルリと360度山々を遠望。「いやぁ〜山ってほんとにいいです
ね〜」と水野晴夫調でうなずく。
 やはり頂上では飲んで食って撮っての1時間ちょい。おいしく楽しく過ごしました。
頂上にある神社(小屋)に『登頂記録ノート』というものを発見。ちゃっかりホームペ
ージを宣伝。ヌケメナイデス。
 13時38分下山開始。来た道をテクテク下る。すると!後ろからザーザーと何かが
滑り落ちてくるような音が…マサカ、イツモノ、ケモノデスカ…。恐る恐る振り返ると
長靴を履いて旧式ザックを背負った「かさん」が、登山道を無視し、マタギのように
山を一直線に下降。これにはアングリ。「ジモピーにはかなわないのね」と思いながら
マイペースで下山。
 15時20分無事到着…無事?実はとても暑い日だったので短パンで臨んだら、
二人とも虫の餌食となり、足から血を流していた。ブアブアに腫れ上がり、両足20
ケ所近くやられていた。そのかゆさと腫れといったら、ただもんじゃぁございません。全
治10日の虫刺され登山になってしまった。かいぃーの。
【教訓:登山口は複数確認し、状況にあった登山口を選ぶべし】
【注意1:峰越え口へは途中土砂崩れにより通行止め、赤倉口からの登山をすすめる 5/3】
【注意2:短パン、半袖はやめるべし】
【時間:行き9:40-12:15/帰り13:38-15:20】
【樹木:ブナ※真昼岳・赤倉口のブナ林は必見】
【温泉:千畑町湯治館サン・アール】



太平山
(秋田県/秋田市)
標高1,170.6m 距離6.5km
旭又口
2002.4.28(日)
晴れ

行:2時間42分
帰:1時間56分



太平山登山物語
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 去年単独でバクバクしながら登った「太平山」。一年ぶりのご挨拶、うっす!
今日は『CLIMBER'S FUN』メンバーおなじみキョロ姉と、お初にご一緒します同メ
ンバーとっぺのお二方と同行。お忙しいところありがとうございました。何ととっぺは、
短パン短シャツで登場。キャリアが違うね、さすがだね…。
 さて、本日も晴天に恵まれ気合十分。去年に比べ雪解けが早いせいか、駐車
場は車で一杯。キャンパー隊もいてとても賑やかな登山口付近。そうそう、去年は
登山口直前の数メートルは砂利道だったのに、すっかり舗装されていてビツクリ。利
用者が多いんですな。ふむふむ。
 ここの上りは異常にきついというイメージがあって、今回はできるだけ荷物を減らし
てみた。ビールはとっぺが担当してくれるというのでお言葉に甘えたが、そのザックは
異様に重い感じ…なんとビール6缶在中。一人2缶?それともとっぺが4缶?あ゛ー
ーごめんなさい、そうとは知らず自分のザックが軽いことをアピールしたりなんかすて、
お馬鹿な私…スンマソン。キョロ姉の笑いをこらえる冷ややかなまなざしが…痛い。
 8時58分、いよいよ出発。登り始めは杉林、この林道は一番のお気に入り。ここ
を過ぎて沢を2回渡る。風の音、水の音、新緑の木々の間から差し込む陽射、そ
して突然の桜吹雪…びぃやー、詩人になってしまいそうじゃ。ぶふ。前回は自然を
感じる余裕さえなかったものねぇ〜。初めて『太平山』を登るキョロ姉に「ここからは
きつく長い坂が永遠に続くんじゃ」と脅す。が、しかし、「あれ?」「よ、余裕?」脅し
た本人が驚くほどそんなにきつく感じない。「去年の『丁岳』で鍛えられたんだね」と
キョロ姉とうなずく。とっぺはどうかしら…「あららっ…」汗だくです。つゆだくです。ザッ
クは重いし、勾配あるし、暑いし、本当は今日釣りだったし(?)、大変そうです。
思わず『ザックの中のビール飲みましょうか?あっ、持ちましょうか?』と喉をならして
みるがダメじゃった。スマンノォ。
 1時間が経過した時、「皆様お待たせいたしました。お約束の…」そうですあの、
ガルルルル…』。一度ならず二度、三度。今回も聞こえてしまいました。最初
のうなりはキョロ姉には聞こえず、とっぺと私がかたまった。が、二度目のうなりでキョ
ロ姉もかたまった。少し後ろに下がって様子を伺う。近づいてくる気配はない。「きっ
と、ねぐらでいびきをかいているんだ」ということにして続行決定(ヒィーー)。行く先々
で聞こえてくる『ガルル』、もしかして私にはクマを呼び寄せるフェロモンがあるのだ
ろうか…。後続の登山者には、『知らぬが仏』ということで伝えなかった。
 そして30分後、無事『御手洗』に到着。ここで雪解け混じりの湧き水を、まずは
キョロ姉に。口に含んだ後、笑いながら「これって、毒見?」…そ、そんなつもりじゃ
なかったんだけど…(^^;)>"イヤイヤイヤ、アイタタタ、次はあっしが先に…ぽっくり。
 休憩をとっていよいよ残雪地帯へ突入。頂上付近はまだ雪が残っていて通常で
あれば40分もかからない上りのはずが、もぉ大変。雪のせいで足場が悪く思うように
進めない。とっぺに一歩一歩足場を固めてもらって登る。「二人だけだったら、登頂
はまず無理だったね」と、キョロ姉と二人で深く感謝。
 11時40分、ついに難関を突破して登頂を果たす!ご加護感謝で『太平山三
吉神社』参拝。そして1時間半にも及ぶ『宴』がスタート。飲めや、騒げやで、とっぺ
から頂いたビールも一人2缶ゆうゆうクリア。「次は500mlワンパックだね」と笑う。鳥
海山、森吉山、駒ヶ岳、日本海をバックに大盛り上がり。ごっつぉさん!
 13時40分、名残惜しくも下山開始。雪をガシガシ、ザーザー、滑り降りるように
下る。キョロ姉は期待通り『一芸』をご披露。ビールを飲んで出来上がった3人の足
元は少しフラふらついたが、勢いにのって15時34分無事下山。
 本当にお疲れ様でした。まる1日宴会をしていたような楽しい山行でした。
【教訓:下山時間を決めて飲もう、ビールは各自持参で、2缶まで】
【注意:4月下旬の頂上付近はまだ残雪があるため心して登ること】
【時間:行き8:58-10:30(御手洗)-11:40/帰り13:40-14:20(御手洗)-15:34】
【樹木:スギ・ブナ】
【温泉:クアドームザブーン※展望風呂がおすすめ 注)風呂上りに飲む牛乳は1本にしよう】
太平山
(秋田県)
1,171m
2001.6.22(金)
晴れ

行:2時間22分
帰:2時間 9分
太平山登山物語
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 単独登山第一号の山となった。さすがの私も登山前日は眠れなかった。夜が明
けてギラギラ眼で出発するはめになった。
 天気は良く、単独で登るのには最適の日となった(自称「晴れ女」)。4年前に一
度登ったことがあり、記憶を辿っての登山となった。地図を確認し、道標を確認
し、来た道を振り返り、時間、方角を確認し、もう用意周到、よーいドンという感じ
で登っていった。万が一、迷ったとしても大丈夫なくらい一晩過ごせるくらいの覚悟
をして登った気がする。今思うと、迷いもしない登山道だったなと笑える(今だから)
 前回登った時には感じなかった勾配のきつさに唖然とした。きつい、きつい、きつ
い、きついってぇーもんじゃない。2000m級の鳥海山よりもきつく感じた(私には)。
登っても登っても終わりがないようなきつさ・・・。ヤセ尾根にジグザグに刻まれた急
坂。あーーー思い出すだけでも疲れを感じる。しかし、登ったね、私は。初夏の気
温も手伝って、汗だくのダクダク。シャツを絞ると「ジャーッ」という水の音が出たに違
いない。とにかく、精神的にも体力的にもこの太平山には試された。やられたという
感じ。そのきつさで1時間半後、やっと中腹に御手洗(みたらし)の清水が湧き出て
いる休憩場に出た。めったに腰をおろして休むことをしない私だが、さすがにへばり
込んだ。誰もいなかったので、大声で「だーーーー!」と叫んだ。なんだか叫びたくな
ったのであった。
 そこで少し休憩をとってからまた登り始めた。ここからはブナ林。でもまたジグザグ
な坂道を登っていく。最初とは違い少しだけ楽に感じた。初めて登山者に出会っ
た。単独のようだったが、涼しい顔で声をかけられた。「熟練者はちがうな」と感じた
私の顔は、汗まみれの情けない顔になっていたに違いない。「ブナが小さく感じたら
もうすぐ頂上だよ」と慰めの言葉をくれた。嬉しかったね。そこからはいざ日本いざ日
本という足取りで駆け上がって行ったような気がする。若人よ、ありがとう。
 登り始めて2時間22分後、とうとう頂上制覇!最高の気分でした。その時に飲
んだビールの味は・・・教えないぃぃぃ。忘れられない味になった。単独としてはまず
まずの出来栄えで、満足のいく登山だった。頂上には三吉神社があり、信仰心の
ない私も「頼むね」と拝んできた。
 下山も問題なく、予定より早く下りることができた。拝んだ甲斐があったわけだ。こ
うして私の初単独登山は幕を閉じたのであった。おしまい。
【教訓:昔の記憶は無に等しい】 
【行:2時間22分/帰:2時間9分】【生息動物:ニホンカモシカ】 
太平山
(秋田県)
1,171m
1997.7.12
晴れ

行・帰
 詳細不明
太平山登山物語 
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 初めての登山。何も知らずみんなの後ろを黙ってついて登った。以前から登山は
挑戦してみたいものの一つで、やっと念願叶った日だった。
 職場の人が転勤することになり、記念登山という名目で実施された。女性は私
一人。体力には自信があったので経験はなかったが、登頂する意欲は満々でその
日に臨んだ。
 当日は天気も良く登山日和。心も身体も軽く、鼻歌交じりで登り始めた。・・・
と、ここまでは良かったが、登り始めて30分、緩やかな傾斜から、かなりきつい勾配
になった。それからは無我夢中で登った・・・自分でも「やるじゃん」と思ったりしなが
ら。でも実は置いていかれないように一生懸命だった。そして2時間後、とうとう念
願の頂上制覇。あの時に飲んだビールの味は「あーー」、忘れられない。この味をし
めて私の登山への道は開かれた。
 下山は膝が笑いっぱなしだったが、励ましや、荷物を持ってもらったり、みんなの
サポートのお陰で、足の皮が向けたものの、順調に下りることができた。登山口が
見えてきた時には、膝も、足の痛みも忘れるほどの達成感と、嬉しさで駆け出す
ほどだった。(走ってはいけないのに・・・)
 この日は登山者の一員となれて嬉しかった。
【なぜ人は山を登るのか・・・頂上で飲むビールビールの味を知ったから】 



七座山(ナナクラヤマ)
(秋田県/二ツ井町)
標高287.4m
天神口
2002.4.24(水)
晴れ・気温25℃
<参考タイム:片道1時間弱>
行:2時間49分
帰:    38分



七座山物語
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 今回は笑える。お花見ついでに近場の山にでも登ろうかと「ついで」感覚でキョロ
姉と山行計画。これがまた…笑える凄いことになった。
 お天気はいつもの通り「晴れ」、文句無し。ただ気温が4月にしては25℃と暑い。
なので短パン・Tシャツで臨む。入山前にキョロ姉の友人宅へちょいと寄った。その
時友人に「あいや〜!その格好で行ぐのが!ツツガムシにやらいるど!」と脅され
た。なんでも近所で2、3日見かけないな〜と思っていた人がツツガムシで入院して
いたという。その話しを聞いてタラリと冷や汗。しかたなく短パンの上にカッパをはい
て、ジャンパーを着て登ることにした。これがまたサウナのように暑かったんだなぁ…。
 さて、9時37分天神口から出発。低山なのに急峻な地形で巨木が林立し、
荒々しい岸壁が連なっている。とても市街地に近い山だとは思えない。「標高低い
し、楽勝楽勝」な〜んて考えていたからギャップが凄い。少し坂を登ったところに道
標、左『権現様』、右『展望台』。頭の中は「権現方向」一色だったので左へ。あ
いたたたたたた。やってもうた。30分以上歩いてもガイドブックに書いている『急坂』
はやって来ない。よーく読んだら『箕座展望台⇒権現座』となっている。OH ! NO !
ロスタイム発生。キョロ姉と相談した結果、引き返すことに。「わっせ、わっせ、カッパ
は暑いぞ、わっせ、わっせ」と今来た道を戻る(キョロ姉ごめんね)。既に1時間経過
…。ここで数名の登山者に出会うが、行き先は『権現様』方向、そう、今戻ってき
た道。「ん?」「あれ?」ここで、じもピーから正確な情報入手のためキョロ姉の友
人に電話。「ヘリコプター飛ばすが?」とジョークまじりの答えが返ってくる。ぐふ。や
はり『展望台』方向へ進むのが正しかった。(あとで分かったが『権現様』方向からも
登れるらすい、ただ時間がかかるとのこと)ギヤを入れなおして登り直す。すると20
分も登らないうちにあのガイドブックにあった『急坂』が「お待ちしてましたのよ〜」とお
目見え。えっちら、ほっちら登ったところにアルミニウム製の船に上がる時のタラップの
ような66段の階段。一息に登って頂上稜線に出る。「あら、こんな近かったのね」と
力が抜け、だらだら流れる汗を拭く。
 そんなこんなで稜線を左折してやっと頂上へ向かう。頂上の権現座に『展望台』
があると勘違いしていくつものアップダウンをガシガシ進んで行く。「やったー!頂上
制覇」。スタートしてからなぜか2時間。倍の時間がかかってしまった。サウナスーツ
のカッパを脱いで身も心も軽くなったところで周りを見渡す。展望台がない。無い。
展望台でお昼を食べようと思っていたので探すことにした。さらにアップダウンを繰り
返して進む。来る途中にすれちがった登山者に再会。「展望台はどこですか?」と
聞いたら「階段から稜線に出たとこ右、みぎ!」と言われ愕然。またやってもうた。
もぅここいらでお昼にしようかと諦めかけたが、よりによって展望台にいる登山者の仲
間に伝言を頼まれてしまったので、行かざるを得なくなり、またギヤを入れ直して
(バックにいれたくなる)今来た道を「なんだ坂、こんな坂」と戻る。二人とも口では
「え〜、どうするぅ〜、展望台まで行くぅ?」と言ってはいるものの、足はすでに展望
台へと向かっている。操れない己の健脚。ガイドブックを見ると確かに『右折すると
箕座頂上の展望台』と書いてある(マーカーつけとかないとダメじゃん、ダメじゃん)
 ついに念願の展望台と〜ちゃ〜く。スタートして3時間じゃ。通常の3倍じゃ!3
倍!しかし展望台からの景色は最高だった。まだ雪化粧をしている森吉山や白
神山地が霞むことなく遠くに見える。おかげで心も和み疲れも吹き飛んでしまった。
頼まれた伝言も無事伝えて、昼の場所を探す。が、しかしなかなか適所がない。
仕方なく少し下る。気付くと下山している私たち。このままで行くと昼抜きになり兼
ねないと12時半頃、ようやく道端でお昼をとることにした。食欲がないはずなのに
「おはぎ」2個をぺろり。キョロ姉の友人から「やっぱり山は柑橘系だべ」と、いただい
たグレープフルーツをぱくり。これからの夏山は、冷たく、甘酸っぱく、ジューシーな果
物に限る。感謝。
 お昼をとって30分も経っていないが、何か落ち着かずそそくさと下山開始。下山
は登ってきた道をやめて、このまま尾根を下ることに…。またまたアップダウンの繰り
返し。ゲホゲホ。「何ぼ繰り返せば、いいんじゃー」と思うも、二人ともモクモクと歩
く。弱音も吐かず、男らしい二人(気持ちね)。三本杉座、柴座、大座、松座と縦
走は続く。そしてついに米代川湖畔の車道に出た。なんとも長い長い2.7kmの尾
根道じゃった。
 お花見ついでの山行が、山行ついでのお花見になったのは言うまでもない。
【教訓:山は標高じゃない等高線だ】
【注意事項:ツツガムシ防御のため長袖・長ズボンでのぞむべし】
【時間:行き9:38-10:58-11:37-12:27/帰り13:00-13:38-14:11】
【樹木:スギ・ミズナラ】
【植物:マルバマンサク<丸葉満作>…主として日本海側の山地に見られる落葉小高木。高さ
数m程度。早春に開花。葉の先はマンサクがやや三角形にとがるのに対して、マルバマンサ
クは半円形】
【七座山:かつて七倉山とも書かれ、七つの岩窟を、あるいは嶺をもつ山という意味】
【温泉:砂丘温泉ゆめろん※定休日:水曜】



男鹿真山・本山
(秋田県/男鹿市)
標高:真山567m本山715.2m
(お山かけコース距離:10km)
真山神社口(真山本山往復)
2002.4.13(土)
晴れ/雨

行:2時間11分
帰:1時間39分



男鹿真山・本山登山物語
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 3年ぶりの男鹿真山・本山登山。前回は男鹿市の登山行事で大勢の登山
者と一緒だったため、道は殆ど覚えていない。やはり自分で方向を見極めて
登らないと頭に残らないもんですな…。今回は「お山かけ」(真山・本山・毛無
山・五社堂・門前)コースではなく、真山・本山往復。男鹿を選んだのはキョロ
姉がクマのいない低山なら同行すると言ってくれたので決定。
(そうよね、クマはね…ちょっとよね…いやよね…やばいものね)
 天気予報によると午後から雨、その前に下山する予定で真山神社の鳥居
をくぐった。冬になると「なまはげ」が山から下りて来るという拝殿横の、秋田
杉の並木道を登っていく。春を感じながら道標に従って登る。前回は上りが
結構きつかったはずなのに、キョロ姉と二人でサクサク登る。これは昨年、
登り納めの丁岳を経験しているせいかちょっとやそっとの上りは全然平気に
なっていた。回数登ってみるもんだね…。ぶふ。
 出発から1時間を過ぎたところで、小さなほこらを見つけた。ちょっと寂しげ
な感じがして素通りした。あとで気付いたが、そこが真山頂上だった。アイタ
タタ。そのまま突き進むと今度は下り坂。ブナが両側から弧を描くように茂っ
ていてトンネルのようになっていた。その隙間から差し込んでくる陽光がとて
も幻想的で綺麗だった。そして、下りきったところに「キントリ坂」分岐。ベン
チが設置され、新緑を楽しめるようにちょっとした空間が作られていた。そこ
を後にして本山頂上を目指す。道がぬかるんでいてキョロ姉の足がズボズ
ボはまる。すっかり餌食となったキョロ姉に『忍法!浮遊の術』を授ける。
(学びたい方はこちらまで⇒climber
 20分くらい登ったところでグーンと視界が広がった。眼下に寒風山、その両
脇が日本海、そうです、男鹿半島が見渡せる景勝ポイント。素晴らしかった
です。青い海、青い空、おいしい空気、おなかもぐぅぐぅ…アレレ。杉の木が
まっすぐ、本当にまっすぐ天をつくようにそびえ立っている。周囲にも同じよう
な杉の木が数多くみられ、不思議な光景だった。
 スタートから2時間ちょいと。車道に出た…え゛ッ?本当はこの車道をもう少
し登ったところが本山頂上なのだが、そこは自衛隊様のレーダー基地になっ
ているのでここでストップ。一応、本山制覇ということにした。キョロ姉が持参
したあたくしの大好きな「えびすビール」で乾杯…しようと思ったら正面にお地
蔵様が…一礼してから乾杯をした(ごっつぉさん!)
 下山はサクサク順調だったが、途中から二人とも足にきたらしくコケまくっ
た。キョロ姉はコケた瞬間、ちょうど道に横たわっている丸太に馬乗りになっ
て枝にしがみ付いた。それはまるで「皐月賞」をものにするかのような勇まし
い姿だった。がははは。それを大笑いしたあたくしに、きっちり天罰がくだり
ました。ずっこけましたね。ズベッと。ドドッと。静かに…。先を行くキョロ姉も
気付かないくらい静かに。キョロ姉に自己申告したら「あいぃ〜、あんだもい
づのまに…」と言って苦笑していた。がははは。
 そんなこんなで無事下山。「本日山行終了!」と車に乗り込んだ途端、急に
雨が降ってきた。ザーーと、物凄い降り。風もすさまじい勢い。登山している
間だけ晴天に恵まれた私たちは「晴れ女よね〜」とお互い自称していた。
【教訓:山行は早め早めの行動が肝心】
【時間:行き8:49-11:00/帰り12:00-13:39】
【鳥類:ワシタカ、ハヤブサ ※ツキノワグマ、カモシカは生息しない(^-^)】
【男鹿連嶺:昔は赤神山地とよばれ、平安時代末期から大峰道と称されていた】
【温泉:温浴ランドおが なまはげのゆっこ】
男鹿真山・本山
(秋田県)
567m・715m
1999.7.5(日)
 曇り
男鹿真山・本山登山物語
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 毎年恒例となっている男鹿市の登山行事に初めて参加した。
職場の友人達と楽しんで登るつもりだった・・・はずが、これまた大変だった。
前日に降った雨のせいで、足元がどろどろどろろ〜ん。初めてロープを使っ
て登り、気持ちは「ランボー」。身体は、「負けられないぞファイト−一発!」コ
マーシャルで使えそうと思いながらワッセワッセと登った。気合で登ったせい
か、山頂近くになってもビール6缶入ったザックは軽々と背負うことができて
いた。(ふふ、ビール命なのでねぇ〜)
 待ちに待った頂上。さぁ〜てビールを・・・と思っていたら男鹿市の方々が事
前に冷たいビールを用意してくれていて、私の苦労はビールの泡泡あわわ。
でも、「えぇーい、飲んだるぞー」と2本も空けた。下山は酔っ払い状態でよく
覚えていない。
 ここ秋田といえば、なまはげ。そのなまはげが祭られている神社があること
で有名だった。なんでもなまはげ(鬼)が一夜で築き上げた999段の石段が
あり、大晦日になると「なぐこはいねが〜(泣いている子供はいないか)」とい
って石段を下りてくる。怖いですねぇ・・・。
【教訓:遠慮しよう、雨の日の翌日登山】



房住山
(秋田県/琴丘町・二ツ井町)
標高409.2m 距離3.4km
第一観音像口
2002.4.3(水)
晴れ

行:1時間36分
帰:1時間12分



房住山登山物語
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 2002年、登山の季節が始まりました!まずは体をほぐすため低山登山。
山本郡と北秋田郡の境界を南北に走っている丘陵の最高峰「房住山」。去
年の山開き以来2度目。風も爽やか春爛漫です。ウキウキ。
 登山口付近できこりのおじさんと、房住館管理人のおばさんに出会って「一
人で行ぐのがー?ふゅえー!おっかねぐねのがー」と心配そうな顔で声を掛
けられた。やっぱり乙女だから心配よねぇ(ぐふふ)途中、キジも見かけた。
 さて第一観音像口からスタート。あいたたた、もう急勾配ですか・・・。げほ
げほしながら、途中に鎮座している観音像に挨拶をして順調に登る。1時間
ほど登ったところでさっきのきこりのおじさんと遭遇。近道から登ってきたよう
で、よく見ると登山道の倒れた木々を切断したり、排除していた。「おー!は
えごど」と声をかけられ、「頂上まで行ってきまーす」と元気に言葉を返した。
ブナや杉の根元にふきのとうが顔を出し、夏の新緑、秋の紅葉とはまた違っ
た山の姿を観賞。そして台倉の坂、通称ババ落しの坂にたどり着く。通常の
登山道の他に「冒険コース」があって、這い上がって登るほどの勾配のコー
ス…でもやはり悪い血が騒ぎ始め、登ってしまった。「すごーーーく怖かった」
とだけ述べておきましょう。・・・少々後悔。
 さてへっこらやっこら登りつめ、あとは上り下りしながら頂上への道。晴れ
てはいるものの遠くの森吉山や太平山がうっすらとしか見えない。風景を楽
しみ、ウグイスの声を聞きながら、春を感じて登る。ついに頂上到着。眼下
に広がる景色に思わず「ちれいだなー」とひとり言。しばらくボーと眺めてい
た。キテヨカッタ・・・
 帰りはきこりのおじさんが登ってきた近道から下山。が・・・ふふふふ、やっ
てもうた。迷いました。地図上ではまっすぐだったけど辿り着いたのは東屋。
「はれ?」と思い、引き返した。途中まで戻って今度はそこを左に・・・がーー
ん!そこには魔の雪渓が・・・(以前、雪渓で遭難しかけたのでとらうまになっ
ていた)呆然と立ち尽くしてしまった。もう一度地図を確認。間違っていたとし
ても登山口まで数百メートルだったので突撃してしまった。あの雪渓をガシガ
シ踏み越えて。「やったー!」雪渓を見事にクリア。出ました出ました道路に
出ました!良かったー。もう心臓バクバクもんでしたよ。無事帰還できてうれ
しい・・・のも束の間、そこから車を置いた房住館まで2km。疲れきった体に
ムチ打って30分テクテク歩いた。途中、また房住館管理人のおばさんとバッ
タリ。安心した顔をしながら「おー!大丈夫だったがー・・・あいや〜こわぐね
ぇのぉ」と声をかけられた。(ご心配をお掛けいたしました)
 はぁ〜とりあえず今年初登山はなんとか終わった(`▽´;)>”
【教訓:一人は何をするにも一人】
【時間:行き9:57-11:33/帰り12:23-13:35】
【植物:シラネアオイ・モミジイチゴ・エンレイソウ】
【房住山:古来信仰の山。平安時代、天台山の名で開山し寺房がたくさんあったことから】
【温泉:森岳温泉ゆうぱる】
               >>続いて4/5の登山物語をどうぞ(⌒‐⌒)↓<<
房住山
(秋田県/琴丘町・二ツ井町)
標高409.2m 距離3.4km
林道井戸下田線口
2002.4.5(金)
晴れ

往復:1時間25分
房住山登山物語
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 今朝、中学時代の友人から「房住山」に行こうと電話があった。お天気も良
いしサクっと体を動かしたいということで、付き合うことにした。今回は近道コ
ースの往復を選んでみた。まさかこんなことになるなんて・・・。
 井戸下田口から第一観音像口の登山道と交わるところまで17分。そこから
頂上までは1時間前後。ぶきみに静まり返った林の中を会話をしながら楽し
く進む。すると後方から何やら蜂の飛ぶような音が聞こえてきた。耳をすます
と・・・なんと!そ、それは・・・「ガルルル」といううなり声!ひゃーーー!
れを聞いてしまった私は血の気が引いた。「ご、ごめん!く、くまが・・・い、い
る・・・走ろッ!走ってもいい?走るぞう」と真っ青になって友人を引っ張って
走った。百メートルぐらい声を殺して静かに走った。ふぅーと息をついてから
友人の顔を見るとかなりこわばっていた。本当は何も教えないほうがいいの
だろうが、あまりにもはっきり聞こえたので気が動転して配慮も何もできなか
った。でも、友人は「そういえば聞こえたような、聞こえないような」という反応
だったので、とりあえず頂上を目指すことにした。(私の嗅・聴覚は犬なみよ)
 気を取り直して、足元を気にしつつ、熊と遭遇したらどうするか話し合いな
がら40分ほど歩いた。先頭を歩く友人が足を止めた。「これ…じゃない?」と
熊らしき足跡を指して言った。それも昨日おとといじゃなく、ついさっき通った
ような濡れた真新しい足跡。ゾォ---顔を見合わせ・・・「じゃぁさ、今度、う
なり声とか臭い(動物園のような)がしたら戻ろう」ということにして先に進むこ
とにした。これがまた間違いだった。二人とも道で拾った木の枝を手に持ち、
レンジャー部隊のように突き進んだ。頂上まであと一歩、というところですぐ
横の笹やぶの中から・・・「ガルルルルルル」物凄い重低音のうなり声。先頭
を歩いていた私は聞き違いかと後ろを振り返ってみると、友人はその恐ろし
さで固まっていた。「ガルルルル…」友人も聞こえたらしく問答無用でくるりと
向きを変え一目散で逃げた。あとはご想像通り二人とも言葉を失い、気を紛
らわそうと「今日はいい天気だね〜。あっ!森吉山が見えるね」という会話も
宙に浮き、頭の中は「くま、くま、熊、苦魔」で一杯だった。今度は最初に聞こ
えたあのポイントに近づく。また戦闘配置につく。恐る恐る通過するが大丈
夫だった。あとはもぅダーと下山し「ここまでくれば大丈夫でしょ」と心臓バク
バクしながら登山口へたどり着いた。しかし、これで終わりではなかった。
 登頂もできず、昼も食べれず、変な汗をかいてヨレヨレになって戻って、放
心状態で地べたに座り込んだ。友人は「メールしなきゃ」と携帯を取り出し打
ち始め、私も携帯を覗き込んでいた・・・すると!突然後ろの登山口付近から
ガルルルル…」あの恐ろしいうなり声。ひゃーー!友人は半分腰を抜かし
ながらも車に飛び乗った。私も後を追って車に乗った。もぅもぅ生きた心地が
せず車を発進!少し走って止まって後ろを振り返ったがその姿は見えない。
かなりの至近距離からだったので本当に襲われるかと思った。
 今回は登山のようで登山じゃない登山だった。車の中で「まさか、どっきり
カメラじゃないよね」と言いながらもこわばった表情はしばらく続いた。
【教訓:「ガルルル」と聞こえたらすぐ下山】
房住山
(秋田県)
409.2m
2001.5.27(日)
小雨/曇り/晴れ

参考コースタイム
距離3.7km
1時間50分
房住山登山物語
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 2001年、久しぶりの登山。この山開きから今年は登るぞと決意。
あいにく朝から小雨。やはり足もとが安定せず、気の抜けない登山となっ
た。しかし自称「晴れ女」、いずれは止むに違いないと確信ありげで登る。
 標高は低いが、勾配がきつかった。山開きとあって登山者も多く、なかな
か自分のペースがつかめず、ぎこちない登りが続いた。登山道沿いには三
十三観音が安置されており、我等をにこやかに出迎えてくれた。あまり信仰
心のない私でもつい合掌してしまう・・・が、「きついですね」とぼやきをいれ
た。1時間も登ると雨も上がり、陽が射し込み、足取りも軽やかにズンズン進
んだ。気付いたら「あらっ、もう頂上なの?」と余裕のよっちゃん気分でした。
 頂上ではやはりビール(これ大事)。ビールは恵比寿ビールが仲間の間で
は決まりになっている(私だけがそう思っているのかもしれないが)。運ぶの
は私。これも決まり事。好きなものでね(ビール命)。
 下山は途中から近道に入り、ブナ林を堪能しながら会話もはずんだ。気付
いたらすでに駐車場へと続く石段を下っていたのだった。
 短い登山コースだが、身体慣らしには丁度よく、体力作りにもなり、たいし
た良かった。下山してからは地元の人たちのおもてなしに舌鼓を打ち、次に
登る山の計画の話で盛り上がった。
 後日、地元の新聞に写真入りで房住山登山の様子が紹介されていた。も
ちろん私も載りました(お尻中心の写真でしたが)。
【友達:三十三観音】



丁岳
(秋田県)
1,145.6m
2001.11.4(日)
曇り/小雨/雪

行:2時間 7分
帰:1時間40分



丁岳登山物語
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 2001年最後の山おさめとして登った。今回はキョロ姉と二人で挑む。ここ
2、3日ズンと寒くなり、山間では雪もちらつく・・・なんていう天気予報にも耳を
貸さず「山おさめ」だからという義務感を背負っていざ参ることに。
 「丁岳」は鳥海山の近くに位置している。実を言うとこの「鳥海山」が見たい
がゆえに選んでいたりする。途中「鳥海山」の巨大な山腹が姿を現わしその
雄大さと巨大さにド肝を抜かれた。昨夜降った雪がその姿を覆い、視界が
「鳥海山」一色になった時にゃあ、あーた、なにがなんでも来年は登ってやる
ぞっと堅く心に決めた。
 そんなこんなで9時38分「丁岳・笹子登山口」に到着。曇りだった空から雨
が落ちてきた。カッパに身を包み紅葉が残っている登山道へと進んだ。ここ
には散策道もあり途中ふたてに分かれている。
 少し登ってから嫌な予感がした。「あの薬師岳に似ている」と…。時すでに
全然遅し。薬師岳を上回る登りであったのだ。最初は両側が切り落ち、細く
足元が悪い尾根道を行く。今までにないあまりにも痩せている尾根なので登
山道とは思えなかった。登りはさらにきつくなるうえに、道は枯れ葉で覆われ
不安定で危ない。始まって以来の最悪の情況。さすがのキョロ姉も青ざめて
いる。私はあごが出始めている。まわりのブナや針葉樹、滝など景観はいい
が楽しむ余裕がない。もう「きつい」とう言う言葉では説明がつかなくなった。
 登り始めて1時間20分頃ようやく「観音岩」に着く。雨もあがり陽が射し込み
紅葉している山々を見下ろす。この尾根を境に左右の景色が光と影のよう
に全く違う。そしてここにくるまで気になっていたことがある。それは「にお
い」。動物園の「におい」。野獣の「におい」。キョロ姉と二人で「もしかして
熊?」という結論に達した。でもこの先登れなくるので枯れ葉などが腐敗した
「におい」にしておくことに・・・イイノカナコンナンデ。
 そしてまた登る。登るというより這い上がるような急勾配。枯れ葉がなけれ
ばまだ良かったのに…。あとは頂上まで這い上がるのみ。途中、雪化粧をし
た鳥海山がうっすら見えた。頭の中は「ビールが飲みたい」で一杯だった。
 11時45分頂上制覇。やはり雲が厚く、さっきまで見えていた鳥海山も姿を
消した。あまりにも登りがきつかったせいか少し放心状態が続いた。頂上を
少し散策してみたがこの天気では何も見えなかった。
 待ちに待ったビールで乾杯から始まった昼食も、寒さとちらついてきた雪
のせいでゆっくりとることは出来なかった。あまりの寒さで唇が紫の層になり
キョロ姉に「こわい」と言われ、何を勘違いしたか私はとっさに後ろを振り向
いた。(後ろにいる熊のことかと・・・えっ!)
 12時48分下山開始。この下山が今世紀最大の難関だった。オーバーでは
なくほんと!この道をよく登ってきたもんだと感心するくらい(説明できない)
物凄い枯れ葉の坂道。下るというより滑り落ちる感覚だった。最近降った雨
や雪も手伝って地面が緩くなり足の踏ん張りが全然きかない。おまけに雪も
降り出し、風も強くなり、まだ1時過ぎだというのに薄暗い。自然の恐怖を感じ
させられた。あとは1時間40分ずっと滑り落ちっぱなしの下山が続き、2時28
分無事下山した。
 今回はあの「薬師岳」でさえなかった筋肉痛になり、膝、ふともも、腕が特
に痛かった。腕は地面を這っている状態が多かったせいだと思う。2、3日は
痛みで寝返りも大変だった。さすが「山おさめ」だわ。キョロ姉と「もう二度と
丁岳はやらない」と誓った。あとでキョロ姉が聴いた話では「におい」は風上
に「獣」がいるからするので、そういう時は登らないほうがいいということだっ
た。ほんとに大変だったよ。ふぅ。
 帰りに鳥海山の絵葉書を買って帰った。大川清一の作品で、偶然に11月
号の『山と渓谷』にも掲載されていた。覗いてみてください(^^)ノ
【教訓:「におい」がしたら登山はやめましょう。日が短い11月は下山を早めに】
【行:2時間7分/帰:1時間40分】
【高山植物:ハクサンシャクナゲ・タカネサクラ・サラサドウタン】
【野生動物の聖域でかつては鳥海マタギの猟場だった】
【温泉:鳥海荘・フォレスタ鳥海】
   丁岳登山の模様をまんがにしました。ご覧あそばせ⇒



焼山
(秋田県)
1,366.1m
2001.10.20(土)
晴れ

行:2時間57分
帰:1時間17分



焼山登山物語 
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【メンバー紹介:キョロ姉・ハセ・ベス(dog)・くらいまー】
 今日もいーい天気!最高の秋晴れです。そして久しぶりに『ハセ』(女性)
の参加。今回はゲストが、その名は『ベス』。ベスはキョロ姉の愛犬ラブラド
ールレトリバー、色が黒いので皆から『黒ちゃん』とも呼ばれている。でも本
当の名前は『エリザベス』、なんとハイカラだごど…。
 3人寄れば何とかというけど、こちらは3人寄ると必ず何かが起こる。その
通り・・・今回は山よりも行き帰りの道中に問題発生。
 焼山までは車で3時間。地図を片手に近道を・・・これがアイタタタで、近道し
たつもりが目的地になかなか近づかない・・・こんもりした山間と村や町を通り
抜け、いつしかグルグルと回っているだけだった。ごめんなさい、全部くらい
まーの仕業です。「急がば回れ」が頭の中をグルグルする。でも二人は何も
言わずに車を走らせる(いい人たちだぁ)。何度も迷ったあげくやっと到着。
山間の紅葉は息を呑むほどきれいだったがもう少しで登らずに帰るところだ
った(i_i)
 10時40分。遅いスタートになってしまった。スタートしたのはいいけれど、今
度は登山口が見つからない・・・。はてさて・・・人に聞くと「後生掛温泉」の後ろ
にあるというので行ってはみたものの見つからない。行き着いたところは湯
治場・・・。そこでハセは見てはいけないものを見てしまった。顔を赤らめて
『はぁ〜見でしまったぁ』と一言。何やらまっぱ(全裸)を見たらしい(/o\)。ど
うにもこうにも先に進まない・・・。どうやら湯治場の渡り廊下を横切って行くよ
うだ。ありました、ありました登山口が。もう少しで登らずにまっぱを見て温泉
に入って帰るところだった(i_i)
 硫黄の臭いが立ち込める中、深いブナの森を進む。枯れ葉のジュウタン
が敷きつめられているのでカサカサと音がする。(熊が近づいてもたぶん気
付かないだろうなぁ)そして大きな石がゴロゴロある道へと続く。湿っていて足
元が悪い。滑りながらも前へ進む。そんなに勾配はきつくないはずなのに息
が荒く足が重い。ん・・・なぜだろう(段差が大きいせいだろうか)。途中年配
の登山ツアーの一行とすれ違う。この時間でもう下山なのね・・・と思いつつ、
皆が登れたんだから登れないなずはないと気を引き締めて登り始める・・・で
もやっぱり息が続かない(イヤニナリマスコンナコトデクジケソウニナルナン
テ)
 そして「国見台」、ここを過ぎて「毛氈峠・栂森」に着く。栂森を登ってみると
森吉山が望める。前方には湖らしきものが見えた。すこし下って「焼山避難
小屋」。ここで休憩をとる。ベスは山に来ても大人気。「黒ちゃん」コールが響
き渡る。(お昼は頂上を制覇した後、ここで恵比寿と共にカレーで腹ごしら
え)
 あと一息で頂上。疲れてはいるものの気合が入る。急に荒々しい地形にな
り、冗談をとばしていたみんなも無口になる。岩山を登りきると右手にコバル
トブルーの湖が現れた。まるで栗駒山の昭和湖を想像させるような湖だっ
た。(ババンバ バンバンバン♪)そしてまた登りに入るがすぐそこは「名残
峠」。ここから左にそれて登りきると、おまたせしました13時37分、頂上でご
ざいます。でも何の印もなく、「ここから先は侵入禁止」と書かれている大木
が横たわっているだけだった。なんともはっきりしない頂上じゃなぁ。
 通常は「名残峠」から玉川温泉へと下るのだが、今回は後生掛温泉に戻る
ルートをとった。写真を撮ったり、冗談を言ったりしていたせいか目標タイム
を30分もオーバーしていた。そのせいで(いろんなせいで)下山が遅くなって
しまった。冗談で『そんなことしてると日が暮れるぞ』と言っていたが、本当に
日が暮れそうになったので飛ぶように下りた。気付くと1時間弱で下山。なん
と行きの3分の1の猛スピードで戻ってきた。やっぱり私達は「きつね」なのだ
ろうか・・・(前回の「薬師岳」がそうだったように)
 下山途中、あまりにも早いスピードだったのかベスはお昼にとったコシヒカ
リご飯を戻してしまった。「犬もまっ青おキツネ様のお通りだい」状態。だって
先頭はご存知「飛ばしやキョロ姉」、そして「はら具合の悪いハセ」(急を要し
ていたらすぃのでスピードアップ)そしてどすこいどすこいくらいまー。時間は
かかったものの問題のない登山となり、16時22分無事下山した。
 後生掛温泉を後にし帰路に着いたが、ふふふっ、やっぱり怪しい帰り道で
した。日はとっぷりと暮れ、白鳥の南下する姿を見送って、なんとか軌道修
正しやっとこさ帰ることができた。
【クライマーズゲスト・ベスのコメント】
今日はご主人様と一日一緒なので嬉しかったけど、長い坂道を上ったり下ったり胃の調子を悪
くして、もらった新潟産のコシヒカリを吐いちゃったよ。もったいなかったな〜ワン
【大ちゃん:お仕事のため欠席】
【教訓:登山は心に余裕が持てるよう時間配分を考えよう。腹具合に注意】
【行:2時間57分/帰:1時間17分】【高山植物:ガンコウラン・コケモモ・イソツツジ】
【温泉:後生掛温泉・玉川温泉(温泉の薬効を願って全国からの入浴者が雲集】  ↓ベス
  焼山登山の模様をまんがにしました。ご覧あそばせ⇒  



薬師岳
(秋田県)
1,218m
2001.10.14(日)
曇り/晴れ

行:2時間35分
帰:1時間35分



薬師岳登山物語
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 「CLIMER'S FUN」初の新メンバーを迎えての歓迎登山。お天気も良いし、
気温も上昇、もう登るしかないね(晴れ女参上)という気分でいどんだ。今回
は『飛ばしやキョロ姉』と『新メンバー大ちゃん』と私の3人構成。憧れの「薬
師岳」に登れるということで前日眠れず、目の下の熊2頭を引き連れてのよ
いんでない登山となった。
 「薬師岳」へのアプローチはとにかく長かった。長いだけじゃなくてガイドブ
ックには悪路でタイヤのサイドをバーストさせられることもあると載っていた
ので、脅されつつ私達は慎重にゆっくりと道を見極めて車を進めた(キョロ姉
運転)。なるほど道は砂利やら石畳やら舗装やら訳わかんない状態で12km
の道程。まるでアメ車の上下する改造車のようで、結構私は楽しかった(^^)
 9時40分スタート。大ちゃんはもと山岳部ということでかなりの軽装・・・おや
っ!本当に軽装だジャケット1枚・・・。どうやら大ちゃんはザックが見つからず
身ひとつで参加したようだった。(若者は違うなぁ〜私のこの荷物の多さは
何?この重さは何?米俵のような重さは何なんだー!)
 さて(気を取り直して)、沢に沿って歩き始めると左に「甘露水口」という道
標があった。先頭を歩いていたキョロ姉はそれを確認しそのまままっすぐ歩
き続けた。でも・・・地図と見比べると確かその「甘露水口」から杉林に入って
いくような・・・キョロ姉に確認したところ『大丈夫、大丈夫』と前進あるのみだ
った。5分ほど歩いたところで、下山者とすれ違い『こっちは登山口でねどー』
と言われた。(〜^^)〜やってもうた。さっきまでシャキーンとしていたキョロ姉
の肩がガックシ落ちていたのは言うまでもない。あーーさてぇと、ちょいど戻
って先程のいわくつきの「甘露水口」から暗い暗い杉林に突入したのだっ
た。そこを登ること2分、私は内心「しもうた!の、登れない」ともう諦めの境地
に。キツスギル、コメダワラヲ ショッテハ ノボレナイと悟ったが、言い出しっ
ぺの私が棄権することはできないのだーーオイオイオイ(/o\)とにかく登る
しかないと腹をくくって一歩一歩登った。だってぇーー本当に急勾配で長々と
永遠に末永くどこまでも「登りんしゃい、登りんしゃい、まだまだ登りんしゃい」
と挑戦的な登りばかり。杉林を過ぎてミズナラ、トチ、ブナなどの大木になっ
ても「まだまだ登るんやでぇい」という攻撃的な登りが続く。あらげたくなる私
(ノ-_-)ノ~┻━┻(オトナゲナイナァ〜)。そして米俵(ザックのこと)の中の白
砂糖2kg(水2リットルのこと)をキョロ姉に持ってもらうことに・・・。(いい人だ)
 それから小さい沢を過ぎ、「滝倉」に辿り付いた。ふぅぅぅぅうと息を付き、気
温も上がっているせいか全員汗だく。夏山を登っているかのように汗が吹き
出し水分補給はかかせない。一休みして今度は「倉方」に向かう、はず、
が!またまた「姉さん、やってもうた」進む方向と反対に「さぁ行きますよ〜」
とキョロ姉。思わず「どこ行くんですかぁ」ととめる私。「こっちに道が・・・」とキ
ョロ姉。地図で確認(=_=)やはりやってもうたらすぃ。ここでもと山岳部大ち
ゃんに「どうする?」と意見を聞いたが「んぅん・・・」と・・・疲れているらしい、意
見が・・・?でも大ちゃんの存在が心強いのでとにかく思う方向に進んだ。当
たり!無事「倉方」に着く(ヨカッタヨカッタ)ここからブナが低くなり(前にブナ
が小さくなると頂上が近いと教わったのを思い出していた)徐々に視界が広
がった。ここにくるまでが本当に大変だった。私はずっとペースが上がらず
かなり遅れをとって登っていた(殆どソロと変わりなかったデヘヘ)。キョロ姉
は飛ばしやなので常に先頭で風を切って登っていた(すんばらしい登りっぷ
りに見とれてまたまた出遅れていた私)。
 さて視界は開けたものの急坂は頂上まで続いた。頭の中はエンヤーコーラ
ヤットと音頭をとりつつも周りの素晴らしい景色に見とれしばし足をとめてい
た。「これが和賀山塊か」と溜息がでるほどの絶景が広がり、遠くに早池峰
山、振り返ると甲山、中ノ沢岳、遠くに真昼岳、焼石岳連邦が遠望される。
信じがたい景色に感極まる思いで頂上を目指す。風がどんどん強くなり油断
は禁物(キョロ姉は帽子をとばされてしまった)。大ちゃんは足が上がらない
とへばりこんでしまった。でも最後の力を振り絞って、そしてつ、ついに12時
15分登頂!「ひでき感激!!」(ちょっと古い?)念願の頂上制覇!頑張ったかい
があったと納得納得。周りの山も紅く色づき、風に吹かれながら秋の装いを
見せてくれた。来て良かったぁーー。これが、これが、奥羽山脈なのねぇーー
(i_i)\(^_^)
 頂上は一段と風が強かった。気温も下がり重ね着をしてのお昼となった。
前方に和賀岳を臨みこの次は和賀岳まで行くぞと心に誓い、いつもの恵比
寿ビールで祝杯をあげた。『乾杯!』
 下山は、キョロ姉の馬力に便乗して飛ぶように下りた。行きは2時間35分も
かかったのに、なんと1時間35分で下りてしまった(キョロ姉に感謝)。先に下
りはじめていた人にあっという間に追いつき「君達はキツネかい!?」と疑われ
た。シッポを隠しておいて良かったね--みたいな(笑)
【新メンバー大ちゃんのコメント】
7年ぶりの山登り、薬師岳登山でちょっと疲れましたがとても楽しい思い出を作ることができま
した。明るい女性二人との登山、話も明るく・楽しくまた次も参加したいと思いますので宜しく。
【教訓:米俵から砂糖を抜いて登るべし?自分の体力を認識することが大切。睡眠不足
はいけません】
【行:2時間35分/帰:1時間35分】【高山植物:ムラサキシキブ・オオバキスミレ】【マタギの狩場】
   薬師岳登山の模様をまんがにしました。ご覧あそばせ⇒



栗駒山
(岩手県)
1,627.7m
2001.9.29(日)
曇り/晴れ

行:1時間56分
帰:1時間20分



栗駒山登山物語
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 今朝5時前に家を出た。外は真っ暗で、気分は「夜逃げや本舗」という感じ
(コソコソコソ)。実は昨夜まで「焼石岳」に登ろうと思ってたんだけど、虫の知
らせで「栗駒山」に急きょ変更。「虫の知らせ」は大事・・・(シックスセンスかし
ら)。
 さて4時間近く運転の後、と〜ちゃくしました。途中「焼石岳左」という標識が
目に入ってきて、後ろ髪を引かれる思いだったけど、振り切って走ってきまし
た。
 9時、須川温泉の登山口から登り始めた。湯治場が観光地になっているの
で登山者より観光客で賑わっていた。てぬぐい持って下駄っこ履いてて・・・
いいなぁ。それを横目にいざいざ出陣!(古いね〜私も)道標に従って温泉
裏手のコンクリート製の細い歩道を辿る。名残ケ原という広い湿原にでた。
紅葉がきれ・・・い・・・ん?何か枯れている気がする。岩に腰掛けていたおじ
さん(登山者だと思う)が皆に事細かに説明をしていた。「紅葉は先週が盛り
だったよ。今だったら・・・」と永遠話し続けていた。(5月頃になると南東面に
飛翔する雪形の馬が浮かぶんだよとも言ってたなぁ)最後まで聞いていると
登り損ねそうだったのでそそくさとその場を後にした。少し登ると昭和湖が見
えてきた。昭和湖は1944年の爆発でできた湖らしい。不気味なコバルトブル
ーの水面に圧倒された。お風呂に入れる入浴剤のようで・・・でも、きれいだ
ったなぁ。ババンバ バンバンバンアービバノノン♪
 昭和湖を後にして、長い登りになった。階段状のルートもあって階段苦手
人間としては帰りに膝が大笑いするのがもう目に浮かぶようだったぁ。一緒
になったご年配のご夫婦と会話をしながら登った。お二人の健脚ぶりには脱
帽・・・。毎週色々な山を登っているそうで、独り者の私としては羨ましかった
ですね〜いいなぁいいなぁ・・・よだれが。寒かったり暑かったり、脱いだり着
たり、その度にご夫婦は「とうさん、ほれっ」とか、アツアツでその後ろで私は
流れ出る鼻をブーブーかんでいた。鼻のまわりは真っ赤で「赤鼻トナカイ山
を行く」状態だった。
 硫黄の匂いと深く切り込んだ涸沢にグラグラしながら、やっと県境の稜線
にでた。風が物凄い勢いで吹いてきて、切れ落ちたような急崖に吸い込まれ
ないように歩くのが精一杯だった。霧もでてきて、寒さも増して、頂上までの
道程が長く感じた。(実際は20分ほど)
 そしてついに栗駒山制覇。すると、何と頂上では「結婚式」の最中だった。
まじまじ。目を疑ったが本当に結婚式で、指輪の交換とかしていた。あーー、
今日は「夫婦とは」について教えられた登山なのねと観念した。と、その
時・・・めまいがした。「腹減ったー」。私はやはり愛だの恋だのという前に「食
欲」が大切な人間だということが分かった。(えらいこっちゃ)えーーの!独り
でも。私には山がある。あっ、そういえば犬も参列していた。めんけがったな
ぁ〜。ナデナデ
 さてハイマツに身を隠し店をひろげた。昼食は「カルボナーラ・即席ラーメ
ン・チーズカマボコ」。そしてビールは「え・び・す」(〜^^)〜うめがったすな。
この日は土曜ということもあって登山者が多い。食べ終わったところに、この
場所を狙っている人たちが押し寄せてきたので店じまいをして明け渡した。
(私ってイイ人ネ<-自画自賛)
 昼食が終わると霧もはれ、頂上からはぐるりと360度、鳥海山、早池峰、焼
石が見渡せた。紅葉が少し残っていてとてもきれいだった。岩手県側から登
ってくる人が見下ろせた。
 下山は来た道を戻ることにした。笊森コースというのがあったが今は工事
中で通れなかった。途中外人さんとすれ違い「ハロー」なんつったりして。そし
て英語で「ごゆっくり」なんて声も掛けたりして、私もやるわね・・・ご満悦な
私。すれ違いで立ち止まったりすると、やはり膝が大きく笑ってましたね。鳥
海山いらいの大笑いでした。予想は「的中!」って感じでしたね。
 こうして今回は特に転ぶわけでもなく、お腹の調子が悪くなるのでもなく、熊
が出るわけでもなく順調に運びました。やはりシックスセンスは信じましょう。
 夜明け前に家を出て、帰る頃には日はどっぷり沈み、月の光を浴びながら
の生還となりました。おしまい。
【教訓:シックスセンスは信じよう。「夫婦とは」遠くで見るもの、見るだけよ】
【行:1時間56分/帰:1時間20分】【高山植物:ワタキスゲ・キンコウカなど】         
    栗駒山登山の模様をまんがにしました。ご覧あそばせ⇒ 



森吉山
(秋田県)
1,454m
2001.9.1(土)
晴れ/曇り/小雨

行:2時間45分
帰:1時間56分



森吉山登山物語
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 松倉口登山口から登り始めた。通常は森吉山登山口から登るらしく、人の
気配が全くなかった。ここまで来たからには登らないと、という勢いで登り始
めた。
 登り始めはうっそうとした杉林を、クモの糸を払いながら(誰も通らないか
からクモの巣だらけ)ズンズン進んで行った。やがてきれいな(うっそうとし
た)ブナ林に入った。しかし足場が悪く大きな苔の生えた岩がゴロゴロとあ
り・・・やってしまいました。その岩に体重を乗せたが最後、ズベっとすっ転ん
で右足の付け根横の骨を苔の生えた岩にガッツリ打ち、しばらく動けなくなっ
てしまった。と同時に「もしかして・・・骨折?」という不安に襲われた。でも立
てた、立てた(やっほほー)。「大丈夫、大丈夫」と自分を騙し騙しワシワシと
進んで行った。
 頑張った甲斐あって、登り始めて1時間30分、「一ノ腰山頂」に到達し視界
が開けた。遠くに森吉山山頂が見えた(随分遠いじゃないか・・・)。負けずに
尾根道をワッセワッセと軽快に進んで行くと、初めて登山者に出会った。元
気に「こんにちは」と笑顔で声を掛けて通り過ぎた。途中、森吉町避難小屋
で用を足し(お腹の具合が悪く駆け込んだ)、阿仁町避難小屋でトイレの有
無を確認し、進め進めの勢いで約1時間後に、待ちに待った頂上に辿り着い
た(感無量)。見晴らしは良く、大館樹海ドーム、田沢湖、駒ヶ岳が一望でき
た。(岩手山、岩木山、鳥海山も見えるらしい)
 挨拶を交わした登山者は、実は私の知り合いだった(頂上で声を掛けられ
て初めて気付いた。情けない・・・)。知人に「スピード違反だよ、きみ〜。早す
ぎる」と叱られた。(まだまだ若い証拠かしら)。
 帰りは余裕のよっちゃんでサクサクと下りて行った。途中「ガサガサ」という
音に(最近はよく熊が出没するらしい)猛スピードで下りたところもあったが、
思ったよりも早めに下山でき、「いえーーい」と叫んでゴールをした。でも、そ
こには誰もいなかった・・・。
【教訓:苔は滑る。単独登山は慎重に】
【行:2時間45分/帰:1時間56分】【高山植物:ミネザクラ・チングルマ】
     森吉山登山の模様をまんがにしました。ご覧あそばせ⇒ 



田代岳
(秋田県)
1,178m
2001.7.14(土)
小雨/曇り/晴れ

行:2時間 5分
帰:1時間34分



田代岳登山物語
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 朝から雨。移動中も雨。登山口へ向かう途中も雨。がしかし、登山口に到
着と同時に雨は上がった(晴れ女健在)。国道から登山口までが長かった。
車で1時間半以上も走ったような気がする。
 「さぁ〜て、今日も登るぞっと」といつものように意気込んで臨んだが、予想
以上に時間がかかってしまったので、正午スタートとなった。
 湿原がきれいだという話が今回の登山を決めた。初めて沢沿いを登って
行く。足元が滑りやすく、岩がゴロゴロ、私には苦手な道だった。そこを過ぎ
て尾根に出ると、ブナの葉がしきつめられているゆるやかな道になってい
た。1時間半も登ると待望の湿原が・・・うっっ、霧が、霧が、霧が・・・見えな
い、湿原が見えない。あーーー残念。そこには霧が晴れるのを待つ登山者
が、歩道に腰をおろし、まだかまだかと待っていた。後ろ髪を引かれる思い
で、湿原を後にして山頂を目指した。
 それから30分後、頂上制覇。相変わらずビール祭りの始まり始まり(ドンド
ンドンパフパフ)。この日は得意の恵比寿ビールをやめて新潟の地ビールを
持参した(貰い物)。ホップの独特な味が疲れを癒す。頂上には神社があり、
覗いてみたら、体調を崩して横になっている山岳部の学生さんがいた。何で
もここで、他のメンバーを待っているそうだ。私も早くこの山の魅力に気付い
ていたら、山岳部に入っていたのなぁ〜と思ったりした。
 頂上からは岩手山が望めるらしい。気付かなかった(もったいない)。岩手
山は私の登りたい山ベストワンに輝く山なのだ。
 帰りは、林の中から「ガルルルル」と、もののけの声が聞こえてきたので足
早に下山した。あとから相棒に「本当に聞こえた?」と尋ねられたが、私の耳
と鼻は天下一品(人は私を『犬』と呼ぶ)、表彰ものなので疑うべからずと返
答した。ほんとだよ、ほんと、ほんと。そして、もうすぐ登山口というところで、
事件は起きた。(「姉さん、事件です」と高島弟が言わんばかりにそれは起き
た)。沢にかかったところの登山道に安全用のロープが張られていた。その
ロープを手に身体を預けて進んでいた時、同じロープをつかんで先を歩いて
いた相棒が、急に足を滑らせ沢にはまった。と同時につかんでいたロープが
ピーンと張った。私はとっさに相棒を救おうと、つかんでいたロープを押し下
げ、沢から這い上がれるようにした。自分でもやるじゃんと思った、がしか
し、その後がいけなかった。相棒が助かった途端、そのロープは思いっきり
緩んだのであった。あーーー神様、そこからはスローモーション-->@ロープ
が緩むA私のバランスが大きく崩れるB手がロープから離れるCまたロー
プをつかもうと、腕を大きく振り出すD緩んだロープをつかんむ。しかし、そ
のロープはビローンと伸びる伸びる、沢へ向かって伸びるE沢へ転倒か・・・
Fしかし、幸い鍛えていた腕力が私を助けるG沢すれすれにぶらさがって、
とまったH危機一髪、助かった。I転倒を免れた。沢の水面と水平にぶら下
がった私の姿は・・・笑える。大事に至らなくて良かった。そこにはゴロゴロと
した岩が「いらっしゃーい」と言わんばかりに待ち構えていたんだからね。
オー!コワイデスネ。今思うと。
【教訓:期待するな、自然は待ってくれない(湿原の輝き)】
【アドバイス:最後は鍛えた身体が勝負】
【行:2時間5分/帰:1時間34分】【見物:田代湿原】



鳥海山
(秋田県)
2,230m
1999(吉日)
 曇り



鳥海山登山物語
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 初めて登る憧れの2000級の山「鳥海山」。
今日は力強い見方、友人の上司(山行歴多し)が一緒なので友人とともに安
心して登れる。友人は自称ランナーなので各地で行われるマラソンに参加し
好成績をあげている女性である。一番心配なのは実はこの私。意気込みは
誰にも負けないつもりなんだけどぉ・・・。
 人に頼りっぱなしで登ったせいか、詳しいことはあまり…殆ど覚えていない
(申し訳ないです、折角つれていってもらったのに)。まず、登山口がどこだっ
たか…どのくらい時間がかかったのか、何を見たのか、何が望めたのか。と
ほほほ、悲しいくらいに分からない。(後でお会いしたときに詳細を聴きます)
覚えているのは、頂上のビールがおいしかったことと、異常に寒く、景色は
雲(霧?)がかかっていて見えなかった。あとは…膝が笑って一歩一歩進む
のでさえよいんでなかったこと。ランナーの友人は初登山にもかかわらず、
ずんちょうに元気に下山し、まだまだ余裕があり、今で言うと「高橋尚子」状
態でしたね。この時は「もーーーしばらく、いや、当分、鳥海山は登らないな」
なんて思ってしまった。でも今はやはり登りたい。そしてその時は色々なもの
を見聞きしてこのHPにすんばらしい物語として載せたいですね!
【教訓:山行は自分の足と頭で登れ】



乳頭山
(秋田県)
1,478m
1998(吉日)
曇り
参考コースタイム
距離4.8km
2時間45分



乳頭山登山物語
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 天候が悪く、当初は駒ヶ岳を登る予定だったが乳頭山に変更になった。女
性は私一人。遅れをとらないよう、頑張るぞという意気込みだった。
 初心者らしく、ついて行くことだけが私の登山・・・という感じで、どこをどうい
うふうに登ったのか、よく覚えていない。ただただ『きつーい』ということだけ。
頂上は風が強く、着ていたジャンパーがパンパンにふくらみ空に浮かぶ凧の
ようだった。あとで聴いた話では、登る道を間違えていたらしく、長い登りに
なってしまったらすい。慣れている人でも迷うことはあるんだね・・・。初心者
の私は十二分に注意して登らなければならないと悟った。今度は単独で登
頂しようと思う。
 下山後に入った「黒湯」の温泉が最高だった。乳白色で木の香り・・・「あ〜
極楽、極楽」。ご存知の通り、登山の楽しみはその後の温泉がまた楽しみな
のだ。
【教訓:山の天気は女心。知らぬが仏では済まされぬ登山道】




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